わたしの物語の
水深を深める。
そんなお花屋さんの
夏至の扉。
「眠れる森」は深閑と。
その「みずうみ」はひんやりと。
三作目の小説「みずうみ」。
やりきれなく静かで愛らしい一編。
11曲入りのサウンドトラックCDと
真っ白な箱に入れて、
ドイツ製のリボンで巻いて。
お花屋さんで新作の小説が
発表できることに、
そのお花屋さんの
たゆまぬ物語のかけらになれることに
繰り返し感謝して。
わたしの物語の水深を
深めながら。
みずうみはひんやりと。
小説と
サウンドトラックCDを
白い小箱に入れて
リボンをまきました。
眠れる森
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